これはヤンゴンの街角の至る所で売っている訳のわからない食べ物でキンマと言うみたいですが木の葉っぱに石灰を解いたような白い液体を塗り何かわかりませんが木の実みたいな物を包んでガムみたいに噛んでいると唾液が真っ赤になり唾を吐くので始めて見た人は血をはいたのかと思います。これを食べている人は歯が黒くなるのですぐに解りますが又これが良く売れるのには驚かされます。私が見たところでは若い低所得者の人がこれを買って噛んでいるように思えます。私は経験がありませんがおそらく中毒症性があり少し幻覚性もあるのではと思いますがタバコを買うより安いのかも知れません。日本では考えられませんがまだミヤンマーではタバコも一箱では買えない人の方がたくさん居るのでタバコをばら売りで売っていて一本か二本買って吸っているのを良く見かけます。今アジアの国は急速な経済発展をしていますが実際は一部の富裕層と華僑の中国人が富の大部分を抑えているので国民全体の所得が上がるようになるまでにはまだまだ時間が必要かも知れません。街角でキンマ売りが立ちストリートチルドレンが物乞いをする横をトヨタのランクルやクラウンに乗った中国人が我が物顔で走り去る光景を見る限りミヤンマー国民の本当の夜明けはまだ遠いのかも知れません