タイの前首相のインラック氏が海外に逃亡したと言うニュースが流れていますがインラック氏は日本の田中角栄のようなタイを高度成長に導いた政治家のタクシン氏の妹ですが米の買い取り価格で政府に損害を与えたと言う事で訴えられて裁判にかけられていますが兄と同じような運命で海外逃亡生活を余儀なくされています。
兄のタクシン氏もインラック氏も東北部のチエンマイの貧しい地方からの出身でこの人たちの生活の向上のための政策の失敗でしたが今も現政権と同等の組織力があり度々バンコクでの暴動に発展しています。
この問題は日本の食管法と似たような物だと思います。
日本も終戦後の食料難の時代に米の増産と食料不足を解消する為に食管法が出来て米を政府が高く買い取り国民に安く配給して食料不足の解消に努めましたが1960年代になると日本人の生活環境の変化で米余りの現象がおきて1995年に廃止されるまで続いていました。
私も覚えが有りますが今から約20年位に天候不順で日本の米騒動が起きてそれまでは米の輸入は禁止されていたのですがこの時に一番に米を送ってくれたのがタイ政府でしたがその米は日本とは品種が違いインデカ米のため調理方法の違いも判らず日本のジャパモカ米と同じように炊いてパサパサ感とか香の違いで不評で廃棄され残念だつた思いあり今もタイのお米は美味しくないとの風評がありますがこれは食文化の違いでどうする事も出来ませんが今はタイでも日本の品種の米を作っていますがタイ人には美味しくないのかなと思います